この記事では2020年の水中ロボットの展望についてまとめていきます。
遠隔操作できる水中ロボットの活用拡大
イタリアの石油・ガス業者のSaipemは無効10年にわたって海中にある機器のチェックにROVを使用する契約を行いました。
ROVを活用することで陸上からより安全に、コストをおさえて機器の点検が可能になります。
このようにROVを用いた海洋設備の点検などは2020年に拡大していくのではないかと考えられています。
ロボット本体の小型化
あらゆる分野のロボットの小型化が進められていますが、水中ロボットに関しても例外ではありません。
Notlio Plus社はわずか9kgのROVを開発しました。
気象予測目的の使用
水中ロボットは今後気象予測の領域でも活用されていくでしょう。
現在、自律型水中グライダーであるSlocum Gliderを用いてハリケーン予測を行うといった取り組みが行われています。
具体的には、深海の3Dデータを取得し、ハリケーンがどこに来るかのヒントを得ようといった内容です。
Slocum Gliderは衛星写真による気象予測を代替はしませんが、広範囲の画像データからは得られない情報とのギャップを埋めることができます。