Slocum gliderという自律水中グライダーによってハリケーン予測を行うといったプロジェクトが行われています。
2018年にアメリカ・ノースカロライナ州を襲ったFlorenceというハリケーンをきっかけに、ハリケーンの進路を追跡し、ハリケーンの軌道と強度を理解するために研究を行っています。
Slocum gliderはハリケーンのもととなる海の熱などを測定し、取得したデータをハリケーン予測に役立てようとしています。
研究者は、海洋温度を知ることができれば海面でどのようなことが起き、それがどのようにハリケーンの発達や軌道に影響するのかを知ることができると言います。
他にもSlocum gliderにはさまざまなセンサが搭載されており、たとえば塩分濃度センサによってどの程度雨や川から新しい水が流れ込んできているのか、pHセンサによってどの程度プランクトンが水中にいるのか、などがわかります。
参考記事:Underwater Drones Track Hurricane Florence’s Trajectory